プジョー 207(ABA-A7W5F01) インテークソレノイドバルブ交換・フロントブレーキパッド交換

メーカー プジョー
車名 207 SW プレミアム
年式 H23(2011)年式 ABA-A7W5F01
施工内容 エンジンコントロールシステム(ECU)点検
ソレノイドバルブ交換
フロントブレーキパッド交換
フロント・リアブレーキフルード交換(エアー抜き)

東京都よりお越しのU様からプジョー 207の
ソレノイドバルブ・フロントブレーキパッド交換を行いました。

この度は、NeuKreis:ノイクライスにて整備依頼をいただきましてありがとうございます。

あまり頻繁に交換する部品ではないため、改めて解説いたします。あくまでも一般の方向けに分かりやすくした解説となっていますので、その点ご承知おきください🙇‍♂️

 

インテークソレノイドバルブとは

エンジンオイルの油圧と電気信号の制御により、インテークカムシャフトのバルブタイミングを調整する部品のことです。最適なバルブタイミングを作り、吸入空気量の最適化を行っています。

 

ソレノイド・ソレノイドバルブの違い

ソレノイドは電磁石のことです。ソレノイドバルブは電磁弁とも言います。簡単に説明すると、ソレノイドとはソレノイドバルブ内にある電気の通電部分ですので2つで1つの部品となります。ちなみにソレノイドバルブはミッション関係にも使用されているため、誤解を招く部品の一つでもあります。すごく分かりづらいし、部品の構造に詳しい方はニュアンスの違いなどあるかもしれません。

 

ソレノイドバルブが故障するとどうなる?

エンジンチェックランプ点灯、エンジンの吹け上がりが悪くエンジンストールを起こす。アイドリング状態で車両がガタガタするなど様々です。異変は街乗りが分かりやすいと思います。

 

 

PITからひとこと

 

今回はインテーク側のソレノイドバルブを交換しました。ソレノイドバルブはミッション系にも使用されている上、故障時の異変が似ています。余談ですが皆さんは"AL-4"をご存知でしょうか。フランス車の多くに採用されているフランス製の4速ATです。1速〜3速までの変速がとても早く、4速をキープしようとする。そのため、一般道はもちろん高速道路でもブレーキによる減速を行なった際変速されず、再度アクセルONでやむなく3速落ちするため大きな変速ショックを伴うシフトダウンが起こる。それに伴い熱対策の必要や鉄粉や煤が溜まりやすいため、故障しやすいとも言われています。とても神経質な性格の車であることは間違えないです。おそらくフランス車が日本の環境に適さないと言われる原因の一つではないでしょうか。とはいえ愛した車がフランス車だっただけで、私個人は気に入った車は乗り続けるべきだと思っています!

 

プジョー 207の修理ならノイクライスへ

 

 

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  • エンジンコントロールシステム(ECU)点検

    まずは診断機テスターにて点検を行います。ECUは車の電子制御を総合的に行っているボスみたいなものです。もし壊れてしまったらそこそこ良いPCが買えます。

  • ソレノイドバルブ交換

    形状が若干異なるのは、対策品になっているためです。見た目では劣化や故障の具合が分からないので、お客様の中には"本当にダメだったんですか?"と疑問に思われる方も稀にいます。ですが、交換後に走行してもらうと、"やっぱりダメだったんだ!"と納得してもらえます。症状の酷い車の場合は乗り心地や走行フィーリングが改善されたために、別の車に乗っているような感覚になります👍

  • フロントブレーキパッド交換

    フロントブレーキパッドは残2mm〜3mmでした。弊社では4mm前後で交換を推奨していますが、もちろん早期交換に越したことはありません。正規ディーラーさんだと半分の6mm前後で交換を提案しているところもあるそうです。リアは前回交換しているので大丈夫でした🙆‍♂️

  • フロントブレーキローター確認

    ローターの状態も確認します。ソリが出ている場合は新品のパッドに交換したとしても当たりが悪くすぐ摩耗してしまいます。今回はローター研磨を行い走行テストにてパッドに当たりをつけるところまでご対応させていただきました。インナー部分はタイヤを外さないと確認できないため、最低1年に1回は定期点検を行うことを推奨します✨

  • フロント・リアブレーキフルード交換(エアー抜き)

    ブレーキをかける時はブレーキフルードの油圧を利用しています。ブレーキフルードは吸湿性が高く使用しているうちに沸点が下がり沸騰しやすくなります。その結果、気泡が発生し空気が溜まり、油圧がかからなくなりブレーキを踏んだとしても正常にブレーキがかからなくなります。定期的な交換とエアー抜きを行わない場合、急ブレーキ時を含めて全くブレーキが効かなくなる"ベーパーロック現象"を引き起こす可能性があります。約1万円で交換可能なので、ブレーキフルードの交換は必ずプロに依頼しましょう!

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